Let’s Encrypt提供開始!さくらインターネットさんは相変わらず流石。と、感心。

サイトの安全性を高める

無料のSSL「Let’s Encrypt」の提供を開始

さくらのクラウドニュース
スタートアップスクリプト「Let’s Encrypt」の提供を開始しました

ITmedia NEWS
さくら、無料SSL証明書「Let’s Encrypt」のスポンサーに レンタルサーバに簡単設定機能も

個人間でも数多くの方々が利用されているサーバー事業最大手のさくらインターネットさんがこの度、同社のサーバー契約者に無料で利用できるSSL「Let’s Encrypt(レッツエンクリプト)」の提供開始を発表しました。

この無料SSLは、さくらのレンタルサーバー(2017年10月17日)、VPS(2017年秋)、クラウド(2017年10月10日)にサービスインされるようです。

Let’s Encryptとは、
【過去記事】SSLが無料で使えるCertbot(Let’s Encrypt)をNginxに投入した

ついにSSL無料時代が到来

サイトのSSL化を図ると、一昔前は年額数万単位、ここ数年はRapidSSLなどの格安SSLの台頭で年額数千円とグンとSSLにかけるコストは下がりましたが、ついに無料で、しかも独自ドメインでも簡単にSSLをかけることができるようになりました。素晴らしい!

また、近いうちにGoogle ChromeにおいてSymantec社系のSSLの信頼性が取り消される。と、いうことも、今回の発表にもしかしたら関係しているかもしれませんね。
もしよければご参考ください。
→【過去記事】RapidSSLの寿命はあと1年かも?という話

なぜ相変わらず流石なのか

当記事の表題で「相変わらず流石」としました。まあ、個人的に感心しているだけなのですが、それはなぜか?

Mastodonの時もそうだった

今年の春頃ネット界隈で「Mastodon(マストドン)」というサービスが話題になりました。
詳細は下記リンクを参照。
→【過去記事】最近の話題のMastodon(マストドン)とは一体何なのか

mstdn.jp(マストドン)

サーバーさえ用意すれば個人でもTwitterのようなソーシャルネットワークを構築できるというかなり優れたサービスです。

しかしながら、サーバーにマストドンインスタンスをたてるにはそれなりの知識が必要になります。そこでさくらインターネットはいち早く比較的お手軽にマストドンのインスタンスを構築できるよう、スクリプトの配布を始めました。また、下記リンク先(下段)のように構築方法のマニュアルを公開しています。

さくらのクラウドニュース
スタートアップスクリプト「Mastodon」をリリースしました

さくらのナレッジ
ゼロからはじめるMastodon

最新の技術やサービスを少しでも広く

このように最新のサービスや役立つ技術を分かりやすく、且つ、使いやすいように提供することは(もちろん自社サービスの拡充による顧客獲得の狙いも当然あると思いますが)、より多くの人に関心を持ってもらうことができ、また、技術やサービスの拡散を早めることに繋がることになるのではないでしょうか。そしてそれが社会にとってもよりよい効果をもたらすと私は考えます。

と、いう訳で、さくらインターネットさん流石!
(これでSSLの導入&維持が楽になるぜ!っていう下心は隠しておきたい…)

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