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WP-CLIを使えば管理がラクチン!?
ちなみにこの記事は前回のつづきです。読んでいただけると幸いです。
【前記事】WordPressサイトをGitHubで管理する時のgitignoreなど
WP-CLIとは?
WordPressのインストールやアップデートなど、本体ファイルやプラグインの管理をコマンドから行えるツールです。
インストール方法などは下記のリンク先を参照してください。
【参考】WP-CLI公式
前回の記事とのつながりになりますが、このツールを使ってローカル側のWordPressを管理してやればサーバー側で更新してしまったがためにコミットがズレてもう何がなんだか分からなくなるということがなくなります。
ローカルで管理する準備
まずgitのブランチを切っておきましょう。
$ git checkout -b update_wordpress
MySQLを用意する
ローカルでWP-CLIをつかってWordPressを管理するためにMySQLサーバを準備します。もうすでに導入がすんでいれば大丈夫ですが、PHPにMySQLのエクステンションが入っているかどうかだけ確認しておきましょう。
わたくし、ローカル環境はUbuntuですので、aptで落としてきます。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install -y mysql-server php-mysql
php.iniにMySQLエクステンションを追加
PHPとMySQLを連携させるために、エクステンションを書き足します。
$ sudo vi /etc/php/5.6/apache2/php.ini
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
; Dynamic Extentions ;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
; この辺に色んなエクステンションが書いてある
extension=msql.so
できたらMySQLを起動させます。その後に本番環境のデータベースをコピーします。
$ sudo /etc/init.d/mysqld start
本番のWordPressデータをコピーする
MySQLにログインして、本番と同じ環境(ログインユーザー、パスワード、データベース名)を整えます。
$ mysql -u root -p
Enter Password:
mysql > CREATE USER 'username'@'localhost' IDENTIFIED BY password('your-password');
mysql > CREATE DATABASE 'database-name';
mysql > GRANT ALL ON 'database-name'.* TO 'username'@'localhost';
quit;
そして本番環境にログインし、データベース内のデータをダンプします。その後、ダンプしたSQLデータを使って先程作成したローカル上のデータベースに反映させます。
$ mysqldump -u username -p DATABASE_NAME > ~/dumpfile.sql
$ exit
// ローカルマシン上
$ scp xxxxx@xxx.xxx.xxx.xxx:~/dumpfile.sql dumpfile.sql
$ mysqldump -u username -p DATABASE_NAME < dumpfile.sql
これで準備万端です。WP-CLIを使ってWordPressをアップデートします。
WordPressのアップデート
ここでWP-CLIを使用してWordPressファイルをアップデートします。
$ wp core update --locale=ja
無事アップデートできればコミットしてプッシュします。
$ git add .
$ git commit -m 'update wordpress'
$ git push
サイトを確認して何も問題がないようであれば、アップデート用に切ったブランチをマージしておきます。
$ git checkout master
$ git merge update_wordpress
これで完了です!
ちなみに.gitignoreは
WP-CLIでWordPressファイルを管理する際のgitignoreは、前回の記事で指定した内容とは違います。今回は、プラグイン用のディレクトリとアップロード用のディレクトリだけをGitの管理から外します。それ以外はGitで管理します。
# .gitignore
wp-content/uploads/
wp-content/plugins/
“WordPressサイトをGitHubで管理する時はWP-CLIをつかう” への1件の返信
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