yum(パッケージマネージャー)を使わずにNginxをアップデートする方法

ソースからアップデート

ソースコードからインストールしたNginxをアップデートするには

Nginxをyumでインストールしなかった場合(過去記事参照)、アップデートも自力で行わないといけません。

過去記事:WordPressを爆速仕様にする【Nginxインストール編】

流れとしては、基本的には初期インストール手順と大差ないと思いますが、作業を始める前に設定ファイルのバックアップをしっかりと取っておきましょう。

  1. nginx設定ファイルのバックアップ
  2. nginx stop
  3. 以下、初期インストール手順と同じ

$ sudo cp -r /etc/nginx /usr/local/tmp

更新バージョンをダウンロード

更新したいバージョンをダウンロードし、展開します。初期インストール時とまったく一緒です。root権限で実行します。

$ su
# cd /usr/local/src
# wget https://nginx.org/download/nginx-[version].tar.gz
# tar -xvzf nginx-[version].tar.gz
# cd nginx-[version]

現在の設定をコピーしてconfigureを実行する

ここから./configureを実行するのですが、現在インストールされているNginxの設定をそのまま使いたいので、nginxコマンドで設定情報を呼び出します。

# nginx -V

Nginxの設定

このように表示されます。いちいちconfigureの引数をポチポチとタイプするのも面倒なので(これが本音)、–prefixから最後までまるっとコピーして、./configure以下に貼り付けて実行します。

# ./configure [コピーした設定情報を貼り付け]

makefileが作成されるので、ここからはまた初期時と同じようにビルドしてインストールで上書き更新されます。バージョン情報を表示してインストールしたバージョンが表示されればOKです。

# make && make install
# nginx -v
nginx version: nginx/[version]

また、インストール後、nginx.confファイルがおそらく上書きされているはずなので、先程バックアップを取ったファイルに戻しておきます。

# cp -f /usr/local/tmp/nginx/nginx.conf /etc/nginx/nginx.conf

そして、Nginxをスタートさせればアップデート完了です。

# service nginx start

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